こだわり

職人として常に創造的である事を心掛けています。
テーマとか理想は高く掲げていくことが重要ですから、常に観察力を持って好奇心を働かせ本物を見ます。
それは芸術品を見るといったことだけではなく生活の全てや人間観察、動き、姿、部分的美、精神面と関連する心と動き、表情なども大変重要なことです。

人形作りのポイント

1. 頭(かしら)づくり

幸一光は頭(かしら)を自作しています。
桐材を彫刻する工程から始まり、胡粉(牡蠣の殻を粉末にしてニカワで溶いたもの)を五回以上塗って仕上げ、それが頭の原型になります。
それを型取リして石膏、又は素焼きの頭の生地を製作します。
生地に胡粉を塗り重ねて仕上げ、面相を施して完成させます。


2. 独自の創造


幸一光は伝統的工芸品「江戸木目込人形」、「江戸節句人形」(衣裳着人形)の両方を作る工房です。
又、雛人形、五月人形の製造を手がける数少ない人形工房です。
製造方法(衣裳の縫製、着付け)も独自の方法を考案し、幸一光ならではの独創的な人形を創作しています。
又、色合も、長い間飾っていただいても飽が来ないよう押さえた色調で作ることを心がけています。
他の人形師の作った人形と比べると、控えめで余り目立ちませんがそれが特徴です。

3. 新しい飾り方を求めて

幸一光は飾り方にも今を考えています。
斬新でシンプルな形を求め、使う素材の特性を生かし、コンパクトに飾りコンパクトにしまう。
けれど、きちんと昔から伝えられてきた事、時代が変わっても守りたい心を大切にしています。


スタッフ紹介

幸一光の製作スタッフです。
40年以上のキャリアから1年少しのものまで、左のメンバーで雛人形、五月人形を主に製作しています。
皆、モノ作りが大好きな人間の集まりです。
各自がプロ意識をもち日々の仕事に取り組んでいます。


松崎幸一光 (本名 松崎光正)

松崎幸一光

大正九年東京の下町下谷竹町に創業し、以来九十有余年に亘り、日本人形の製造を続けています。現在の松崎幸一光は三代目になります。
主にひな祭り、端午の節句の品を製作して、伝統的で優美な人形と独自の作風による創作的な新作を製造しています。
特に近年は住宅環境や飾る場所のTPOを考慮して、具体的に提案する新作シリーズを毎年発表し続けています。
長年、お飾りなっても飽きのこない物をと心がけ、抑えた色調と独創的な形、かわいらしさの中にも日本古来の美を表現しようと、製作を続けています。


松崎幸一光 略歴

昭和28年東京都台東区に生まれる
昭和46年父松崎 幸雄(二代目昭玉)に師事
昭和51年多摩美術大学彫刻科卒業、(株)松崎人形に入社
昭和63年京都府立文化博物館に平治物語絵巻の信西の巻を基に武者行列を製作
平成9年芹川英子先生に師事
平成11年第十七回伝統工芸人形展に入選
平成12、13年第四十七、四十八回日本伝統工芸展に入選
平成14~16年第二十~二十二回伝統工芸人形展に入選
平成15年第二十一回伝統工芸人形展で日本工芸会賞を受賞
平成17年東京都知事認定東京マイスターに認定
平成18年第四十六回伝統工芸新作展に入選
平成19年第五十四回日本伝統工芸展に入選
平成21年第五十六回日本伝統工芸展に入選
昭和56年~現在全国節句人形コンクールにおいて、総理大臣賞、経済産業大臣賞、文部化学大臣賞、最優秀技能賞等を受賞
現在経済産業大臣指定(江戸木目込人形胴体部門)伝統工芸士
経済産業大臣指定(江戸節句人形頭部門)伝統工芸士
東京都知事指定 東京都伝統工芸士
東京都知事認定 東京マイスター
日本工芸会 正会員
桐彩会会員
木目込ひな人形
衣裳着ひな人形
桃の節句
鎧着大将
端午の節句
小さな人形・和ワークス